Pyromanen(Pyromaniac), 97min
★★★
あらすじ
仕事は自分で作るタイプの消防団員の話。
感想
かつては優等生だったが、幼稚でプライドが高く満たされない生活を送っている主人公ダグの人間性が控えめな描写ながらよく分かるように描かれている。そんな彼が放火による満足感なしではいられなくなる過程も、彼の薄い人間関係の中に凝縮されている。
燃え盛る炎の映像は恐ろしくも美しい。
北欧映画は人も自然もとにかく苛烈だが、北欧に対する『かもめ食堂』のようなほのぼのとしたイメージは一体どこから来ているのだろうか。きっとムーミンだと思うので、明日はムーミンの 映画を見てみようと思う。