オーガナザイズド

ONE OF THESE DAYS, I'M GONNA GET ORGANIZ-IZED.

『人生は小説より奇なり』

Love Is Strange, 94min

★★★

あらすじ

同性婚した熟年カップルが新婚早々に別居する話。

感想

昨日に引き続いての居候もの。居候映画には二つの見どころがある。第一に、居候本人。第二に、居候される側。「居候」という異物の介入により日常のバランスが崩れ、抱えている問題が浮き彫りになる。これは居候以外にもよくある構図である。

本作の主人公であるゲイのカップルは比較的周囲の人々に恵まれていながらも、一つの差別に端を発して別居を余儀なくされる。日常のバランスというのは崩れやすい。

本作では示唆することはあれど具体的には描写しない話がいくつかあって少しモヤッとする。これはベンの未完の遺作のように「余白を想像して楽しむのもいい」ということなのだろう。

ベンの居候先の息子ジョーイは見覚えのある顔だと思っていたら『水曜日のエミリア』でウィリアムを演じたチャーリー・ターハンだった。

タイトルを見た時にウィル・フェレルの映画だと思ったのだが、そちらは『主人公は僕だった』というタイトル。原題が“Stranger Than Fiction”なので三十郎氏が大きく勘違いしたわけではない。本作に劣らず面白い映画なので、プライム・ビデオ入りしてくれないものか。

主人公は僕だった (字幕版)

主人公は僕だった (字幕版)