オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『セブン』

Seven, 127min

監督:デヴィッド・フィンチャー 出演:ブラッド・ピットモーガン・フリーマン

★★★★★

概要

七つの大罪になぞらえて殺人を続ける犯人を追う刑事の話。

感想

本作のオープニング・クレジットは映画史上最もスタイリッシュでかっこいい。これを超えるオープニングを知っていたら教えてほしい。ミュージックビデオ出身のフィンチャーらしい凝った映像だと長年思っていたのだが、なんとカイル・クーパーという別人の仕事だと知った時は愕然とした。本編の方も映像も90年代の映画としては極めて洗練されていて現在でも色褪せないので、フィンチャーもやはり凄いのだろう。

恐らくは本作の大ヒットを受けて、サイコ・サスペンスというジャンルの映画が雨後の筍のように量産されたのだろうが、本家超えが現れることはなく現在ではB級映画のジャンルとしてすっかり定着してしまった。比較的低予算で、パッケージや予告編でのインパクトを出しやすく、話を作りやすいというのが量産化の理由なのだろうが、三十郎氏はこのジャンルが好きである。 

ところで、乳首を剃り落としたら労災はおりるのか。

 

*追記

森見登美彦をつくった100作』のNo.97。登美彦氏は本作を次のように紹介している。

デビッド・フィンチャーの映画は好きで、「ゲーム」や「ファイト・クラブ」、「ゾディアック」も好きです。しかし自分がどうしてこの人の映画に惹かれるのか、そもそもこのデビッド・フィンチャーという人はどういう映画が作りたい人なのか、よく分からないままです。 

河出書房新社編集部『総特集 森見登美彦: 作家は机上で冒険する!』より

セブン (字幕版)

セブン (字幕版)